パラメトリックとノンパラメトリック

推測統計における差の検定は、パラメトリック検定とノンパラメトリック検定に大別されます。
これらの違いは、平均値が使えるかどうかです。
パラメトリック検定(normal distribution test)はデータの正規性を仮定して、平均値を比較する手法です。
ノンパラメトリック検定(distribution free test)は主に分位数(中央値(平均順位)など)を比較する手法です。
扱うデータの性質を「正規分布を仮定できるか」「等分散を仮定できるか」によって選択します。


パラメトリック

ノンパラメトリック

各群のデータの分布(正規性)

正規分布を仮定

分布に依存しない

(正規分布である場合は、結果が厳しくなる性質がある)

各群のデータの分散(等分散性)

等分散を仮定

等分散でなくてもよい

変数尺度

間隔尺度・比率尺度の連続変数

順序尺度

対数

間隔尺度・比率尺度