一般化線形モデル(GLM)でLD50を推定する

LD50


半数致死量(はんすうちしりょう、median lethal dose)とは、急性毒性の指標です。投与した動物の半数が死亡する用量を意味します。
"Lethal Dose, 50%"を略してLD50と書きます。
また、投与した動物の半数が最小限の効果を示す用量である半数効果用量(ED50)も同様の考え方で求めることができます。

一般化線形モデル(Generalized Linear Model, GML)


データが正規分布に従うとき、従属変数 Y と独立変数 X を、パラメーター β でモデル化できます。
\[g(y) = \beta_0x_0 + \beta_1x_1 + \cdots + \beta_nx_n \]

ただし、データが正規分布に従わないときは、各独立変数 X に対応する従属変数 Y の分散が一定でなくなり、データを正規分布と仮定した一般線形モデルが利用できなくなります。
このようなとき、分散が大きくなりすぎないようにする(いい具合に小さく見えるようにする)リンク関数(対数変換など)を導入して、予測性能を安定させたモデルがGMLです。
線形と名前が付いていますが、勾配の最適化も行う点で、最小二乗法と比べて、多少、融通の利くモデルになっています。

実践


サンプルデータとして、投与量と死亡数を記録したデータを利用します。


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